横浜→長浜(琵琶湖)→金沢(石川)

目的地は金沢兼六園。あとは前日の21時まで一切何も決めてないし調べてない。一応木曜日から夏休みだったんだけど初日は部屋の大掃除にしようと思って、思ってはいたけど水曜の夜に朝まで遊んだもんだから夕方までダラダラ過ごしてなんとか片づいたのが20時過ぎ。それからみどりの窓口行って青春18切符買って本屋で時刻表買って作戦を練る。まあ、金沢なんで中央本線の長野まわりで北陸に抜けようとしたんだけど天気予報調べたら北陸から信越地方にかけて大雨だって。とりあえず呆然としてみてから作戦練り直し。途中で足止めとかが一番困るので中央線コースは却下して東海道線まわりで調べ直す。そしたら遠回りかと思ったら意外にこっちの方が早く行けるみたいで。
朝4時起床。荷物は着替えと携帯の充電器と文庫本2冊と時刻表とiPod。荷物は極力少なめに、フジロックの教訓ですね。5:32の横浜線で横浜へ。横浜から6:13の東海道線であとはひたすら西へ。各駅停車で沼津なんてね、普通に過ごしてたら遠すぎてどれだけかかるんだとか思うとこなのに、18切符使うと全く気にならなくなるのが不思議。電車に乗ってる間は急ぎたくても急ぎようがないから景色見たり他のお客さん見たり本読んだりして気ままに過ごす。けっこう楽しいのが時刻表眺めて乗り継いだらどこまで行けるのか繋いでいくことで、実際それで寄り道したくなったりもして。 沼津、静岡、浜松、大垣と乗り継いで米原へ。途中、名古屋に着いたのが12時半ぐらいで横浜から約6時間。どうだろね、ぎりぎり日帰り圏内かどうか。でも面白いもんでまだ昼の時間だからか名古屋まであっさり着いた印象でね。ゴールデンウィークにこだまで帰ってきた時の方がよっぽど長く感じたよ。米原着は13:40。
問題はここからで、米原で京都(関西)方面と金沢(北陸)方面に分かれるんだけど金沢方面の乗り継ぎ電車の本数ががくっと減る。しかも案の定北陸の方の雨と信号トラブルとかでダイヤが乱れまくりで。このまま金沢目指すか一旦大阪まで行って一泊してから出直すかを時刻表見て検討。そしたら大阪からだとどんなに早く出ても金沢に着くのが12時過ぎるみたいで、大阪だったら宿代が浮くと思ったけど時間に余裕もないのでこのまま金沢を目指す。ダイヤの乱れはだいたい20分から40分くらいの遅れで、米原にいても何も無いのでとりあえず長浜に移動。別に長浜に何があるってのを知ってた訳じゃないんだけどここはちょっとした観光地だったんで移動して正解。ここは琵琶湖のほとりに長浜城って城が建ってて豊臣秀吉がここから成り上がったり、城が建つ前は浅井長政一向宗と組んで織田信長と戦ったりしたとこなんだそうで。史学コース出身ですが日本史はちょっと疎いんで細かい事情がうる覚えだったりするんだけど、こういう戦国時代ネタはやっぱおもしろい。理由は特にないと思うけどなんでか秀吉は好きじゃないんで、展示を見ながら勝手に浅井長政に肩入れをする。ていうか城の天守から琵琶湖とか湖北地域の町並み見てるだけでそういう重要なとこだったんだっていう実感を感じるのが来て良かったって思えるとこだよね。琵琶湖を間近に見るのも初めてだったし偶然でも来れて良かった。
で、おれがここまで来た電車も30分遅れてたからそれを見越して20分ぐらい遅れても大丈夫かなぁなんて思いながら長浜の駅に戻ると、定刻におれが乗りたかった電車は出ておりました。これが15:12発だったんだけど、恐ろしい事に次に金沢まで行ける普通電車が17:34、金沢に着くのが20:55。むかつきましたけれども勝手に遅れるとか判断しちゃいけないよね。ここまではさすがに待ちたくないのでお金払って特急に乗る。16:07発しらさぎ57号。これで福井まで行ってそこから普通で金沢までとか思ってたら、福井で寝過ごしましてそのまま金沢へ。約5千円近く無駄にしました。おかげで18時には金沢着いたからね、宿探しとか困らなくて良かったけど。一泊5千円のビジネスホテルにチェックイン。まあ、ようするに特急料金で一泊分無駄にした感じですね。で、駅に戻って夕飯と土産物物色。九谷焼とか友禅の染め物とか見てて良さそうなのがたくさんあって迷う。金沢は良さそうなとこだ。